ほのえりは世界を救う

答えは得た――高坂絵里

ほのえりSS:「Кис-кис Кошка」を作成する事に完走した感想(または言い訳

・作品の方


https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10129106

こっちを読んでから読んでね

いや、こっちを読んでから作品を読んでもいい
君は好きな順番に作品を読むことが出来る
ここがソビエトロシアでなくても、だ


・4日前


この前東京行った時に買って来た、黎明ネルトリンゲン(http://reineru.com/)の同人誌読むか~



モバマス本、にゃんにゃんにゃん(みく・アーニャ・ノア)の本かぁ、前もあった猫喫茶ネタだな……



ロシア語で猫を呼ぶ時の呼び声は「Кис-кис(キスキス、本当は発音的にクスクスと聞こえるらしい)」



ほぉ……?



・ネタの練り上げからの、執筆開始


まあ、これは絵里を出さざるをえまい、というかそれと結び付けないとアホだろう
それなら、やっぱりほのえりでやらせることにしよう
えりうみ、とも思ったがそれだと全く別展開になりそうで難しいのだ
聞き間違い路線をとるなら穂乃果の方が着地的に気楽だし、短い展開に持っていけるだろう
勿論ほのえりを書いたことがないという点も交えつつだ……(実は文字に落としたことがなかった、手元のエターナルSSたちもほのえりの文章がない)
ほのえり大好きなのに、なぜ?



そういや、猫ってロシア語でなんていうんだろ



Кошка
ハハーン、メスの子猫はКошкаというのか、コーシュカ…こーしゅか……こーさか……

高坂

天啓か



しかしこれだけ条件が揃っているのなら、既にたくさんの先人たちが辿り着いているに違いない……
いや、辿り着いていて欲しい
しかし、辿り着いているかどうかは余り関係はあるまい、まあそれらに勝りたいとは思うものの劣っていても仕方あるまい
ネタがたとえ陳腐だとしても、私にとっては今知ったものなんだ

「オヤジの最盛期はいつだ……おれは、おれは今なんだよ」




とはいえ、簡単に穂乃果が猫と遊んでる絵里に近づいて、「キスキス」させてチュッチュさせるというのはちょっとお話的に短絡過ぎるというか
それだったらツイッターの140SS……ではきついかもしれないが140×4SSにすりゃあいい
というか、ほら、よく皆やってる画像のやつあるじゃない
小説投稿ジェネレーターで作ったやつ
それでいいのである

だが、画像を4枚貼ってSS貼るのは確かに便利ではあるが私はそれを余り見たくないというアレがある(他人のやつは読むけど)
自分がそれをやる様を考えたくないというものだ
ゆえに、そこそこ展開を考えて作ろう



シチュ的には猫を学校で飼ってる……わけがねぇ
かといって、公園で猫を……

この場合、既にほのえりを付き合ってること前提で書いた場合、聞き間違いという展開を誘発することが困難だ
別にできなくはないけど、おまえら一緒に帰れやとなる
公園で待ち合わせと言うのは何かまあそれはそれでいいけど、ちょっと事態を起こすために作られたシチュなのが口惜しい
(結局作られたシチュだとしてもである)

学校で飼うなら隠れて飼ってる展開
飼うっていうか面倒を一時的に見てる展開が望ましい



しかし、それを言い出すと何か、やりたい「キスキス」の聞き間違いまで到達するのがぼやけねぇですかね……

いや、いいか、ぼやけても、習作みたいなもんだし



うーん、まあ隠し事的な展開も交えてやってもありか
それならこんな感じはどうだろうか……

うん、とすると色んなキャラを出せるな、全員は無理だが

とりあえず書いてみるかー



・試みと失敗


◎試したかった事
穂乃果の心の中+会話、のみで作品を成立させてみたかった

これは何となく書き始めるときにやってみたかった
つまり穂乃果になりたかったのである
別に私が穂乃果になりたいわけではない
語り手を穂乃果にするのではなく、視点を穂乃果にしたかったのだ
これはどちらかと言うと漫画的感覚といえる

ここからは個人的な考えです

なぜなら我々は頭の中(心の声)で行動や背景を一々読者に説明するように生きてはいまい
そんな義理は誰にも持っていないのである
三人称という神様を求めるならそれは逐一間に挟んで説明する事は可能だが

一人称で説明口調のメリットは状況が簡単に説明できるし流れをつけるものであり
デメリットは説明すぎて会話テンポが崩れるし、リアリティの有無というより状況や展開への読者の入れ込みを阻害する可能性を有することである

キョンとかはそれが許されるキャラクターだ
あれは、ある種後からの説明っぽい感じで、書いても嫌味にならない畳掛けで上手くやってるわけでして

そういう意味で、海未やことり、希や絵里(賢い)、矢澤(パイセン)なんかはOKなんだけど
少なくとも穂乃果を活き活きとさせたい時はちょっと合わない気がしたのである

(これはキャラクターの感情などとも関係してくるので一概には言えない、例えば凛なんかでも別に説明的になっても問題なんて全くない)
(要は合うか合わないかである)

ここまで個人的な考え

というわけで、試してみたはよかったのだが……


◎失敗した事

難しすぎる

場面転換はギリギリなんとかなっても(なってない)、同一シーンの状況変化を会話にだけ押し付けるのはくっそ難しい
やはり一人称でも説明させた方が圧倒的に容易かつ読者に分かりやすい、すなわち親切なのである
今回の話を読んでここまで来られた方ならもしかしたら分かるかもしれないですが(もう忘れててもいい)、めちゃシーンの想像がしづらかったはずです
普通の小説やSSに比べて

会話オンリーであっても、心の声を複数取り扱えば状況説明はかなり楽になる
それは別に逃げとかでなく、それが分かりやすいからある種の正解なんです
しかし、それをしないとなるとかなりの文章力が試される

……というか、キャラが選べなくなる
実際書き込めば書き込むだけ説明はできます、しかし今回穂乃果を選んだ以上穂乃果の頭の中を私なりに表現したいわけで
そうなると、穂乃果は普段一々細かい周りのことまで全部見ないタイプ(少なくとも高校二年の段階においては)、と捉えてる私にとっての穂乃果は、この書き方にそぐわないというより、この書き方をすると状況説明を他の登場人物と読者の推測に押し付けざるを得ないのです


という言い訳をしつつ、実際は私が下手なんもあります
視覚的にやれるなら容易いことが、文字にすると途端に難しくなる……
まあ、だからこそ表現法方は様々であり、面白いというわけです

いうなれば、今回のこれは舞台脚本の台詞(心の台詞込み)だけを抜粋したようなもんになってるわけですね

ま、小説としてはあれかもしれませんが別にSSは小説とは限らんしのぉ


・纏まらない話、の話


テーマは決めてたのに、キャラを動かしてみると別のテーマが発生することってありませんか?

私はたくさんあります、そしてエターナルのは大抵そのせいでもあります

えいやとテーマを絞ってかく、というのに馴れてる人はいいのですが、なれてない人間はふらふらふらふら、まるで酔っぱらいのごとくふらつくわけです
(この辺は、論文やレポートを書くのになれてないのも一つの問題でもあります、なんせ卒論書かなかった人間だし)
ともかく、主題は一つに絞った方が短い話ではよいのです
複数テーマの交錯は、上手くいけばよいのですけど、失敗するとテーマ達が淡雪のごとく脆いものになるし、ともすればだらだらと意味なく長くなってしまうわけです
前者は単に印象に残らないだけですみますが、後者は読者に嫌気を与えてしまいます
「だから、何が書きたいねん」
となるわけですね

なので一つにタッチしてシンプルかつスマートに解決させるのが分かりやすいとなります
今回は2つのテーマに書いてる途中で勝手に増殖したわけですが、そのせいで肝心の「キスキス」の部分が弱まりました
序破急で急を目立たせるなら最後は「キス」の話だけでもよかったんですよ
しかし何か上手くいかなかったね、失敗失敗
でもあそこまでの穂乃果の心の流れを考えると、少しは触れておきたいと考えて書いたので書いたことは間違いではないのです
たんに読み返すと私が下手なだけ



・可愛い穂乃果を目指して


果たして穂乃果はどういうキャラを作るべきか?
これは当然作品、ストーリー、与えられた役割によって変わってくるし
シーン、感情、長ければそこまでの積み重ねによって全く違ってくるわけです

しかし根っこはそこまで変えたくはない、そこを変えると穂乃果ではなくなるわけで、それなら二次創作してる意味合いが【私の中で】薄れてしまうでしょう

この兼ね合い、バランスを維持しつつ作品内における理想のキャラの動きや台詞を考えるのが二次創作の一つの面白味だと思ったり思わなかったり

崩しまくるのもそれはそれでありなんですけどね、もはや名前以外ほぼ別物でも、なんかラブライブのキャラだったらこうだね的なのを残してりゃそれはそれでOKというのがスタイルなので(勿論私にとって不快な場合は尻尾巻いて逃げますよ

果たして今回の穂乃果は、穂乃果と感じていただけたでしょうか?

まあ穂乃果って名乗ってるし周りからも呼ばれてるから、こいつは多分穂乃果ですよ


・ネタ


今回はネタを仕込みませんでした
ほぼ素の穂乃果を考えたかったがゆえに

代わりにキャプションに【うそのあらすじ】
これが何なのかわかるかな?

それはそうと、エリーチカのロシアノート(八卦電影城)、絶対どこか分かりやすいとこにおいてるはずなんだけどなぁ
昔は日常常用鞄に突っ込んでたんだけど


・製作期間


4日間、書いたのは3日間だと思われる
simplenoteさんは便利
犠牲になったのは、ぷちぐるをやる時間だ
グラブルやる時間をもっと削れば、もっと書ける気がする、気のせいではない
四象やらなきゃ


・御支援いただき


ありがとうございます
神崎氏(神崎海月氏: @tknskgy
またマシュマロで遊ぶから見ててね!


・完走した感想


もっと上手くなりたい
上手くなりたい

上手くなりたい上手くなりたい上手くなりたい(ユーフォ



・次回


【ほのえり、ハワイへ】
pixivではなく、こちらでの連載記事になる予定
画像使いたいからですよぅ

pixivにゲーム画面キャプを突っ込むわけにもいくめぇ




企画だけなら山のように持ってるものさ