ほのえりは世界を救う

答えは得た――高坂絵里

μ's兄弟姉妹合同「Always by your side」寄稿 「お姉ちゃんが来ました!」の後書き

概要

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先日の僕ラブ22にて頒布されましたμ's兄弟姉妹合同「Always by your side」に一本寄稿させていただきました

 

 

神崎さんの合同に二連続で参加させてもらったわけです

再び迷惑をかけたみたいですが、私ほんと反省してないよね……(この前より少しだけ早かったけど、締切越えた事実はいかんともしがたく

 

神崎さん: 

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経緯

そもそも前回

honoeri-chuchu.hatenablog.jp

 

前回の怪盗合同よりも、設定消えた家族合同の方が先に話が持ち上がったのです

ちょうど神崎さんと何でか分かんないのですがTwitterで繋がって、そこで話が出てきたもんだからホイホイくいついた

確か去年の8月かな? 夏コミの辺り

 

最近色々活動を増やしてきたのも実はここにきっかけがあるのです

なんでも合同への参加を決めたのも、合同に参加するのに馴れていこうか(ついでに作品を書くのに締切を設けて自分を追い込む経験にしたい)という算段もあったりしたわけですね

 

余りその経験は生かせてないので、また自分のための自分への締切をきちんと守れるようにしたい

なんでも合同の締切には間に合ったのになぁ……

え、前日当日ディスコードで喚きながら書いてた?

 

キャラの家族は二次創作の一つの華よ

今回の場合、幻となった設定なども含んでおりますが

オリジナルキャラというのを二次創作に含めるのを余り好まない人も結構いたりします

オリジナルキャラが話のキーになって本来のキャラが霞んだり、やけに強くしすぎて相対的に本来のキャラが低くなったりするのを嫌うというのが大半の理由であり

逆にモブ視点くらいに主軸においてしまえば、それはそれでありやなと思う人が多いのでは……と考えております

要は使いようというやつです

オリキャラを単にメインキャラを持ち上げるための小道具にする、というのを嫌う人もいるので、そこら辺は別に一概には言えないとこですけど

結局オリキャラを出したのは何のためで、それを出したことを読んだ人が……というか【書いた自分が納得できるか】

そこを確認できてりゃいいんではないかと思っております

ただしそれで何を言われるかは知らない

 

大体二次創作で描かれてるキャラクターなんざ二次創作者のフィルターを通して再構築したガワだけ借りたオリキャラみたいなもんだよ

というような言葉は、胸にしまって口を閉ざす時も必要であるということを忘れてはなりません

それでも同じものを見ているはずだという幻想こそが、我々の紐帯に繋がるのです

社会もそんなもん

言ってもよい人と場所を選んで、こういう話をしましょう

少なくともTwitterで直リプで言うのは止めた方がよい

 

という訳で、私は割りとオリキャラ……ていうか作中で余り触れられなかったキャラを他の人がいかに描いているのかが好物であります

家族、まさに近いのに作中劇中そこまで描かれていない

大体話は主人公やその仲間に割り振らないといけないし、アニメーションだと時間が長いようで尺がきついですから全員のことを描けるわけがない

断片的に出てくる情報を紡いで繋いで、妄想で大いに補完して

こんなんかもしれないなーとするのが楽しいんじゃよ

 

勿論色んなアプローチがあるので、これまた一様ではありません

メインキャラクターをどんと据えて、探究を詰めていった際に到達する家族像もあるでしょう

補完的な到達ではありますが、それを作ってしまえばそこから自由に動くことも多いわけですから結局前者との境界は曖昧なもんでさぁ

 

イメージングはたくさんありうる訳でして、昨日は厳格な親がいたと思ったら今日の話ではやたら柔軟な親がいてもよいし

一昨日は父親が死んでたのに、明後日にゃ父親が墓から出てきててもよい

 

別にイタリア系アメリカ人の父だと思ってたら、母親もパツキンのイタリア系アメリカ人であってもよいのだ

それでも娘はハーフである

 

とにかく、こいつは創作の一つの華なんですよ

特に設定が全くないオリキャラと違って、確かに作中いたことには間違いない

(今回は幻も含むためいるとは言っていないが、幻の設定だと皆が共通の意識を持っているのでいたのと大して変わらないと言える)

そこに何か色々詰め込んでみるというのが楽しいってこと

勿論詰め込んだものを元にメインキャラ達の話を動かすもよし、見守るもよし、何でもござれなのである

これは解釈の問題では無くなるということになってくるんですが……

あ、この話は止めとこう、収拾がつかないので

 

自由度はある程度高い、がそれゆえに取り扱いが難しいけど一度はやってみたいじゃないということになるわけですなん

 

構想案

構想は二つあった

一つは今回書いた、海未の姉の話

もう一つは、凛の姉二人の話である

さらにもう一つ、ことりの姉と妹の話を考えてみたかったのだが……どうしても里氏の同人誌に引きずられてしまうので諦めた、無理、あれが強すぎる……!!

あれ

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それを書きたいなら、「三次創作、南さん家のSS!!」みたいなのを断った上で書くべきだとも思ったりしてしまう

断らずに書いてもいいんだろうかと悩むところではあるが……(書いてから断りを入れて事後承諾をするにしても、少々勇気のReasonがいりすぎるだろう

(もっと軽率にやればいいのにね

 

前者は一旦おいといて、後者はちょいっと考えてみた

まあこっちもイメージしてるものがあって、それはぱいしぇん先輩氏のりんまき漫画なのですじゃ……

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 みつからねぇどこいった、Pixivにねぇ、ツイッターか!?

 みつからないから説明するけど、

りんが夜中に外に飛び出してサンタ生け捕りにいく(いった)んだよ意味わからんだろ文字にしてもわかんないんだよ、ぱいしぇん氏の想像は常に我々の斜め上を行く

勿論本質はそこではない

よく見たらFGO本を過酸化水素ストリキニーネ氏(アノマリールーム)と組んで出してらっしゃるなんてタッグだえらいこっちゃ

あ、しゅーかな大好き、あの本はまじで好きです、あれ

 

まあ多分書いたら大いにこれに引きずられる気はするが、それでも南さんちよりは引っ張られずに自分の色を盛り込む事はできるとは思う

っつーかこの姉2人をハイテンションで書き続けるのは難しいわ

後、花陽出したいしやるなら

でも書くなら真姫ちゃんが星空家にいくっつーのが流れ的には分かりやすいんじゃぁ

 

人に聞かれりゃこの子の事を、歳の離れた妹と……

 

しかし、選ばれたのはえりうみでした

 

園田でございます

えりうみの大家たちが海未の姉の事を考えたことがないなどということがあろうか

いや、ないわけがない(強い反語)

事実たくさん妄想が出回っている

えりうみSSの中にも姉の存在を出したものや、におわせるものがたくさんございます

是非ご自身の目でお確かめください楽しいよ

 

ここで海未の姉をどういうキャラクターにするかというのが、実に難しい問題として私の前に立ちはだかった

昨年末に某ちーれ氏が怒涛の如くえりうみ妄想を垂れ流したというか、完全に園田家妄想モードに入って108つの煩悩を打ち払うどころか生み出していらっしゃったわけだが

(改めて氏の脳内のえりうみ像が確固たるものであるというより、我々の想像を超える異常に大量のイメージ数が犇いて息づいているのだという事を思い知らされた)

その他大勢の人の海未の姉のイメージというのも、まあ作品に応じて色々あるよねっていう

大体、歳が結構離れていて今は遠くにいっていないというのが共通イメージというところになる

性格面においては多種多様だが、大抵海未を可愛がってるところでは一致している

わざわざ悪い性格にする必要が無いからな……

 

さて、海未の姉を厳格にするべきかどうか

それとも柔らかい感じにすべきか

お茶目さを持たせるべきか

さらにいえば絵里に似たところを持たせるべきか

えりうみ勢はここに問題を感じていくのである

 

大体に置いてえりうみのきっかけに絵里に海未が姉味を感じて惹かれるという展開を取るなら似たところを見せるというのも手だ

別に単なるきっかけであって、姉を思い出して頼りがいがあるというくらいでもよい

似たところがあるようで、全然似てないじゃない、かーらーの実は似てるところがあるのですというのは美味しい展開ジャロ?(誰が気付くかとかも含めてね

 

性格というのは口調にも影響するのでそこらへんも難しい

海未が姉に憧れてそういうのを真似したとかいう夢が広がるやつもやりたい(母の真似の線も捨てがたい)

でも割と逆だったりするってのもそれはそれで味があるでしょ?

 

ほらもういっぱい考えが思い浮かんでくる

姉も日舞をやってた線にしたいし、それはやっぱりして欲しいしぃ

えりうみ勢はご存知の、あのSSなんかでは絵里が海未の義姉になってるパヤーンもあった

そういうのもいいんだが、今回はその手は効かないので姉をちゃんと据えてあげたい

 

しかしほんまに実姉がおったら家継ぐやろという考えがちらちら浮かぶやん?

その場合、姉に駆け落ちで逃げるとか夢を追って別の仕事に行くとかそれくらいのあれそれがないと……

でもそんなちょっとだけ重いやつはカキトウナイ、つーか1万字じゃ無理じゃねーかってなったから、もうちょっとマイルドな方向で考えたくなったのです

 

って、わけで

別の所に在住してた従姉が、大学関東にしたからその間園田家で住んでついでに日舞の稽古も受けてた

という設定をひねり出してみたんだな

関西弁にはしなかったけど

 

本当にやりたい事は

実際のところ、何と言うかちょっと柔らかい感じのおねーちゃんにしてみたかった

和な感じを余り感じさせないお姉ちゃんにしてみたかったんだ、色んな人のやつにちょっと反発する感じ

でも皆の海未姉像(えりうみにおける)を引き継ぎながら

後発の強みでもあり、弱みでもあるか……

 

出来上がりは少々中途半端なものなってしまったが、これはこれでいいかなとは思っている

 

後、もう一つやりたかったのは姉妹大集合やね

高坂姉妹と絢瀬姉妹が集合するのは勿論我々ほのえり勢にとっては日常茶飯事

えりうみで、海未姉を考えて書くならそこに投げ込もうぜと思うのは、至極当然普通の思考回路である

 

わちゃわちゃと会話をさせるの好き

書ききれなくて伝わっていないと思うと申し訳ないが、わちゃわちゃしているという雰囲気が伝わればいいのだ

大体、小説の作者も読者も天上の神であり物言わぬ壁でもあるのだが、文章の中に生きているキャラクターたちはその世界の中で生きている

彼ら彼女らが我々に気を使って順序だてて会話をしなくてはならない同義は本来無いのである

それは読み手の事を一切考えない書き手の言い訳に過ぎないが、それでもたまにはそういうのもあっていいんじゃないのという話

(じゃけん、整然とした会話も書けるように練習しましょうね~)

 

というわけでこの二つが主軸であった

実際は、姉をある程度厳しい感じにしようかなぁという案もあったにはあったが、それあんまり面白い話に短くまとめられんやと思って没にしました

そういうの書くと昔の海未と姉との経緯とか書き始めないといけなくなって収拾がつかない

過去編だけで1万字とかいっちゃうかもしれない、それはレギュ違反である

 

家族を加える……条件を変えた場合に生じる変化と、二次創作というものの個人的な捉え方

キャラに家族を加えたときにちょっとだけ考えたのは、当然その家族を加えることでキャラクターのこれまでの歩みと言うものが全部変わってしまい

その結果キャラの性格だって同じものになるわけが無いっていう話である

(無論紆余曲折の末に最終的に元来の作品におけるキャラクターに戻るというパヤーンを組めるならちょっと感動ものになるかもしれないが)

ここを凄く気にする人も少なくないところで

多分気にしない人の方が多いけど

 

私個人としては、気にするタイプである

殊、長編に置いて環境条件世界人間関係その他もろもろが変わったときにもしキャラクター心理に重きをおきたいのであるならば、二次創作といえどキャラクターに大なり小なり変化というものを反映させたいと考えるからだ

 

もはやそれは二次創作じゃねーじゃねーかといわれるのを承知で言うと、私において二次創作の定義は作った人が二次創作であると言い張ることだと思っている

そうでなければうも屋のあれは二次創作と誰が言えるかよいえるか?

(昔はなんじゃこれはと思ってたのは事実であり、実際今でもうろつきやうろブラはあんまりすきでもない)

でも二次創作なのである

 

意味がないとか、オリでやれとか、キャラをいたぶって苛めて貶めてとか……

そういうのは何ぼでもいえる

愛があるだのないだのそういう議論に持っていく人は多い

しかし、名乗ってるやつは二次創作なんだよ

 

私が二次創作に望むこと、というのは二次創作であるかどうかという議論とはまったく別なんだよ

とはいえ私も、以前どっからどう見てもオリジナルのSSでラブライブのラの字も入ってないSSにラブライブタグがついてたときは、流石に付け間違いか故意の誘導だろうと思った

 

これは私見だし、別にそう思ってない人ともある程度仲良くやれるとは思っている

ぶっちゃけそう思ってしまっている私の方がおかしいのかもしれないし、それは特殊環境から出てきた発想であるともいえるからだ(オレは葉鍵生まれ東方育ち、ビール飲んでるやつは大体神主

 

私だって苦手なジャンルはあるし(ホラーエログロ)

苦手なパロもある(オメガバース、一部の男体化

でも愛が無くちゃ二次創作してはいけないなどとは思わない、愛が無いなと思える案件があったとしても……だ

 

 

 

(こいつワカッテネーとかはラブライブに関して私が言えることではないからなぁ)

 

最後に

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