ほのえりは世界を救う

答えは得た――高坂絵里

マスメディアに奉るの文 ~ 一億総コメンテーターの時代 ~(仮案、前文未完成)

【略】

この日本という国の各種メディア(官公庁広報も含め)がこの数十年大なり小なり披露してきた

・ネタになると踏んだら即吊るし上げ

・一度悪と認定したら飽きるまで叩き続ける

・悪人(自薦)に人権はほぼない

・人権のない人間の発言は全て間違っている

・人権のない人間の人格は否定してよい

・プライバシーとリテラシーを無視したバッシング

・専門外のコメンテーター達によるお気持ちの表明

・都合の悪い事実は伝えない

インパクトを求めた見出し

・論より感情

・断定しきらなければ何を書いてもよい

有名税

・ヒステリックか居丈高に発言することで議論を断ち切る

・裁判で負けないスレスレをついた記事を出すことが称賛される

といったものが、遍く日本国民に行き渡った結果

今のSNS時代に置いて、かような状況を作り出したと言っても過言ではないのではないか

そうだとすれば、諸君の教育の勝利と言ってもよいだろう

誇りたまえ

諸君こそ今の時代の礎である

そして今度は諸君等の力を維持するために必死でポンプの水をかけているところだろう

フェイクニュースという言葉を使うことで、自分達こそが真のニュースであることを権威づけたいと言うのは痛いほどよくわかる

是非頑張ってその白々しさを貫き通して貰いたいものだ

 

かの栄華を誇った大英帝国のように

そして時代を牽引した平和の使者、欧州のように

自己が引き起こした問題を解決することを平気で飯の種として、生きていくべきなのだ

それに耐え切れぬ真っ当で柔和で反省心を持つものに、諸君等の仕事は勤まらぬ

厚顔無恥鳶肩豺目長頸烏喙の諸君にこそ務まる、実に矜大な生きざまなのだ

緩んだら自身が後ろから刺されるのだから

 

これからも諸君の尊さと価値を大いに喧伝しながら、他の全てを踏みにじって生き残っていきたまへ

これからも「自分達が社会の木鐸であることを人々に信じさせていく」という傲慢さを持ち続けていきたまへ

これからも「訐きて以って直と為す」ことに邁進されることを呪い、ここにこの文を奉る

 

 

 

 

 

 

結局、我々もまた彼らとさして変わらないのである