ほのえりは世界を救う

答えは得た――高坂絵里

将棋ってどこで躓く? ~ 初級者が初級者目線でつまずきポイントを列挙してみる

『気楽に強くなりたーい』

オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ……!

相手を自分の作戦に嵌めるのが好きなんだよォォッ!

ふれいざあど

 

という人間が、たまには棋力を向上したいと思った時にどうすればよいのかを正月からちょっと考えております

なんせブランクが……、友人と2年に1回くらい指す程度だった時期が多分

14年くらい

あるからね、しょうがないね

藤井七段が物心ついた頃には指さなくなっていたのだから、これはえらいことですよ

 

ウミガメのスープVtuber

お将棋お姉さんVtuber綾瀬綾 - YouTube

が世に存在していなかったら、将棋はニコニコとAbema見るだけで適当にやってたかと思うと、袖振り合うも多生の縁ということでしょうか

前世に一体何が……

あれは今から360,000―― いや、14,000年前だったか

まあいい

 

まずは私の説明をします

全くどうでもいいようで後の説明に必要ですので、見るに堪えないでしょうがちょっと聞いていってお願い

 

将棋を覚えたのは祖父とか祖父とかおじさんとかと遊ぶためなんで、ここは割とどうでもいいです

二上さんの本とか米長の本とか将棋連盟の本とかが家に転がってたのを拝借して読んだりしてましたか、筋とかはそこらへんしか知らなくて

戦形は適当に指してた記憶

 

中三かになって将棋部に入り浸るようになってなし崩しで部に入ってからちょっとは本読んだり買ったりしてやるようになりました

本屋で

 

さて、【最初に覚えて】使っていたのは……出来立ての藤井システムが流行っておりましたので四間飛車でした

ミーハーですね、しょうがないね

友人とか後輩とある程度やれるようになったのは良かったかなとは思ってます

 

その後、四間飛車対策に友人に使われたことが切欠で自分にあってそうだなと思って採用して勉強したのが……

英春流

勿論知ってる人は当時でも知ってるわけですが、知らない人は知らないということから19手定跡でぼこったり(公式の団体戦で29手で相手を封殺したのは悪かったと今でも思ってる)三間を右四間で粉砕したりしてたわけですよ

 

そっからはあんまり知識的にアップデートしないでたまに新聞の将棋欄を見るくらい

ニコニコで将棋放送がされるようになってからは、見れるときは見るようにしてきました

ソフトの指し方についての方が詳しいまであった時期があったり

カッパの知り合い Ryoto_Sawada🌖Qhapaq (@Qhapaq_49) | Twitter がいるからだよそれ

(私が知り合いだと今でも思ってるだけでもう忘れられてるかもしれないとかは無しで、許して)

 

怖がり

ここまでグダグダと私の過去話をしてきましたが、当時何が怖かったのかを思い出したいと思います

辛い

 

・負けるのはそこまで怖くは無い

 

・何も出来ずに負けるのが怖い

・相掛かりや角換わりの攻め筋が分からないから怖い

・序盤の角交換が怖い

・優勢なときに、寄せで駒を手放すのが怖い

・詰め将棋怖い

 

怖がりすぎでは?

当時はネットが発達しておらんかったもんじゃけぇ、どうしても仲間内で知ってる人間と指し合うから色々おかしくなっておったとはいえ……

 

この中でも、割と症状的にめんどくさいやつをピックしてみたいと思います

序盤の角交換が怖い

諸悪の根源だよ諸悪の根源!

今も嫌がるんですけど、角交換って上手い人有利だと思ってる節がある

それが嫌で筋違い角とか本で勉強したりしましたが、結局角交換されたくない

打ち込み筋や活用方法を見つけるのは、上級者の方が上手いんだから!

 

と思っていたために、横歩の定跡とかそういうある程度乱戦の方向性を決定付けられる以外角交換を拒否したかったわけですなぁ

 

となると、「最初に覚えたのが四間飛車」になったのはこう……ね?

今は角交換四間飛車が普通にいるからアレですが、当時は振り飛車側は捌くとき以外角交換されると微妙ということになっていた(何でなっていたのかは勿論色々理由があるわけですが)のだから、まあそのそれというやつです

 

これは実に戦法の幅を狭めたなぁと反省しきりなところで、今回ちょっと色々戦形を探してるついでに考えてるのは、持ち歩持ち角を有効に使う手筋をたくさん覚えることです

 

後、ちゃんと角の利きを確認する(今日も一敗)

優勢なときに、寄せで駒を手放すのが怖い

何か中盤一見優勢やん……、でも相手穴熊(右左問わない)だし……

 

当時は穴熊君が大流行した時期でした

寅彦がやらなくてもそのうち居飛穴は流行ってたと思うけど、とにかく結構な人が穴熊指してた

私はなぜかそれを好まなかったので、ひっくり返されることが多かったわけです

で、極端に寄せで駒渡すのが嫌になった

再生されたくないから

そうなると、序中盤で滅茶苦茶差をつけることにこだわってしまうわけですね

もしくは自分の知ってる状況に相手を嵌めてしまう

作戦勝ちするには相手の知らないことをやるしかない……

 

英春流やっか~(当時はネットがまだ発達していない)

他の奇襲戦法や変態戦法を学んだのもそれが原因

よい面もある……が

 

速度計算をちゃんと身につける

囲いへの迫り方を覚える

自他の囲いの崩しの筋、必要な駒、手数とか

 

未だにこの傷が治ってないのは、一部の指した方は気付いているかも(とはいっても、あの将棋はメイちゃんの受けが強いってのが決め手なんですけどね!)

桂馬跳ねて攻める筋が分からなくて怖い

これは上記の相掛かりや角換わりの話に相当するのですが

皆さん、桂馬跳ねて飛車角銀桂連携して攻めましょうと習いますよね?

形はできたけどどっから攻めるん?

 

いや、確かに定跡的な攻め方は棋書にもたくさん書いてある

でも数の攻めは理解できても、連携的な攻めのテクニックは案外理解できてない

 

理解できない=怖い=こわ……ちかよらんとこ

 

大体桂頭の歩をつき捨てて攻めたら反撃食らうでしょ怖いじゃないですかイヤイヤもっと一方的に相手を蹂躙することはできないの……?

相手もそう思ってるからできないんですがね!

 

これに関しては手筋系の本を楽しく読むだけではダメで、何らかの実戦で使わないとほんと身に付かない

もし自分が指さない戦法のものだとしても、ある程度やっとかないといけないやつなんだと思います応用効くし多分

詰め将棋怖い

部活でやってた頃はほんとに嫌いでした詰め将棋

5手詰めまでしか考えたくなかったものです

 

あの頃は若く、お金が必要でした

今も必要です

 

詰め将棋本読んで解くのが苦痛だったんですよねぇ、そんなんより序中盤で潰せばええやろみたいな……

何で盤使わんと頭でとかなあかんのや……ッザッケンナコラーッ、イヤーッ!

そして終盤の詰み形を知らないから寄せができず、寄せができないから中盤の優勢を維持できない

 

今は便利なもので、アプリがたくさんあります

詰めパラがアプリで楽しめる、いい時代だ……あいつにも見せたかった……

 

多分解いてる

 

アプリだとすぐ正解手順分かるしページめくって盤にえっちらおっちら並べなくていいしめちゃ便利!

今の時代は強すぎる

検討とか勝手にしてくれるしぴよちゃん

でもおいら負けないよ

現代で育てば王貞治が現役選手に負けないぞと思うように、我々古代人も現代の叡知を活用したら少しは戦えるようになるべきなのです

 

そんなわけで、最初に詰め将棋から将棋に復帰したせいで今多分詰め将棋の方が初段くらいの実力がある気がする!

代わりに序中盤が3級くらいしかない

 

昔は序盤は二段、終盤は五級と言われていたのに……

総括

これらは例の一つに過ぎず、人には人の躓きポイントがあると思います

 

大体こういうのの解消に重要なのは

・同じくらいの棋力の将棋仲間を一人捕まえる

・上の棋力の将棋仲間を複数捕まえる

・嫌がらずに棋書を読む

・プロの棋譜を並べる

 

・指す

ベタなやつですなぁ

しかしベタな解決法で解消できるならそれに越したことはないのです

 

 

同じくらいの棋力の軽く指したいときに指せる仲間、欲しいよねぇ!

師匠的な存在も勿論ほしいですけど



仲間が欲しいか……

そうか……

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最後に

未良々桂さんのTwitterにて、V名人戦の参戦者募集が始まりました

参戦条件は、Vの体を持つことだけです

色んな棋力の方、忙しい方でも楽しめる長期間の企画にするとのことなので是非奮ってご参加を検討いただければ

 

ん?

Vの体を作れ?



作りたいねぇ……