V名人戦、とは!
大体はこちらで
観戦記、とは?
各対局の棋譜に、適当なコメントをつけて適当な解説を行う記事の事です
あくまで適当であり適切ではないため、間違い等ございましたら指摘いただければ幸いです(注:当方の棋力、ウォーズ3切れ12級)
参加者の皆様に後から読んで楽しんで頂けることをモットーに作成していく所存です
でも敬称は略する、長い名前も略す、難しい名前も略す
自戦記はともかく観戦記を書かれる体験は流石にそこまで無いだろうから楽しんでもらえるやろ……という下心を持って書かれています
今回はV-B級の第一局をお送りいたします
V-B級展望
誰が勝つかをベットしている訳ではないので余り意味はないのですが、折角ですから軽く見てみましょう
B級は実力的に将棋ウォーズ二段~2級の方が集まっています(公式未発表、当社調べ
結構幅があるように思えますが、この程度なら実戦的には大きな差はないとも言えます
得意戦法や選択戦形の噛み合い次第ではどう転ぶか分かりません
(逆に将棋会館認定の二段と2級ではかなりの差があると言っていいでしょう)
◎実力
実力的に段持ち:未良々桂さん、常盤台メイさん
実力的に級位側:鮫島フウロさん、Unferthさん
不明:ひとし先輩さん
◎戦法
振り飛車党:未良々桂さん、常盤台メイさん、鮫島フウロさん、ひとし先輩さん(紹介文より推定)
陽動振り飛車?:Unferthさん
◎傾向
力戦派:未良々桂さん、ひとし先輩=サン(紹介文より推測)
バランス:鮫島フウロさん、Unferthさん
受け師:常盤台メイさん
大体このようになっております
振り飛車多いな!
相振りを嫌うか嫌わないか、その辺りが勝負の綾となる可能性が高いですね
軸は実力上位の未良々桂さんと常盤台メイさん
この二人に他の三人が絡んでいく展開になると思われます
こういう事前情報まとめと予想、相手をどこまで研究するかがさらに対局に影響していくんだ……
第一局指し手、実況、解説
Unferthさん
未良々桂さん
実況
ゲスト解説
見所
プレシーズンマッチを戦い抜いた未良々桂と、学術系Vから堂々参戦のUnferthが開幕戦を飾る
PVでは得意戦形がライトニング系統(ダークソウル)と陽動振り飛車になっていたがそこは置いておく
実力的には未良々が一歩リード、しかし相振りになれば攻防のターン回しで何が起こるか分からない
そもそも戦形が何になるのかから注目していきたい
アーカイブ
Unferth視点
未良々視点
(↑カードないけど飛べるはず)
観戦記
各位略称
未良々桂:みらら、み Unferth:U 常盤台メイ:メイ、メ すず白ラパニス:ラ
▲58金右△62玉
△88角成▲同銀
一旦は落ち着くものの、先手は36歩をついているため一手間違えると再び何らかの筋が置きかねかっただろう
▲38飛△57角成▲同金
▲58金
28飛27金に同飛は58の金が浮いているためオワ
角で支えるのは難しく57歩はやむないか
▲48飛
▲同飛
△28飛▲83角成△48成銀▲68金△58成銀
壁銀解消のように思えるが、後手の攻めを呼び込むかもしれないという話
△57同竜
この辺りの攻防の緩急は是非見習いたいものだ
▲84馬△83歩▲66馬△78金▲86玉
△89金▲75歩
(▲75歩は王手馬取りを防ぐためだった)
△57同竜▲66角△59角
▲85玉△84銀▲96玉
▲同歩
感想戦
U「(みららの)序盤の仕掛けって強引だったんですかね?」
△36歩に対する▲56歩の仕掛けに関しての話
み「36歩がちょっと早いんですよね」
み「36歩突かれたら56歩突くのは決めてたので」
メ「やるなら66歩とかですかね」
66歩32玉67金などで、激しく行くなら即55角だが少し後手がやりすぎ感
メ「超速を狙うなら58金を入れずに36歩ですが」
観戦コメ「56歩に同歩は?」
み「これは大乱闘スマッシュブラザーズの開幕ですね」
言うほど激しくはならなさそうだが、先手は応手を間違えると酷いことになる
後手は飛車を切る手順があるため
み「25歩33角の交換が決まっていたらちょっと56歩は難しいかもしれない」
メ「この場合は46歩~47銀型に構える形が多いですね」
メ「52竜と引いたのが冷静でしたね」
U「手堅かったですねー」
49銀の割り打ち後の展開に関しては上記参照のこと
58成銀に79銀とした場合についても上記参照のこと
82金について
メ「82金と打たずに11馬ですかね」
み「それなら57竜としてたと思う」
メ「私なら71玉と美濃囲いを完成させてしまう」
メイさんは受け大好き
71玉56香には22竜や同竜などが
ラ「最初の中飛車(の攻撃)、どうやって防げばいいんだろう?」
49金のままなら39角を防ぐことができる
57歩成に57同金の受けについて
重要なテクニック、39角打の筋を潰す
同飛成同玉55角には37銀を用意したもの、この変化はギリギリ先手が余しているのではないかと思われる
そのため57同金にはおとなしく駒組みを進めるのではないか
記者所感
『序盤のキズをとがめる』『対応間違いを許さない』
簡単なようで難しい二点を未良々がきちんとこなして勝利をもぎ取った
流石にあの状況からではウンフェルスも地力を出す暇がなかった、勿論これがウンフェルスの実力ではないのだが
相手の実力を発揮させずに押しきってしまう、これもまた将棋
序盤研究の重要性を再確認させられる一局となった
各種リンク
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V名人も感想を書いています
今後の対局スケジュール
2月16日(日)20時~:V-B級第二戦 ひとし先輩 VS 常盤台メイ
2月16日(日)23時~:V-C級第二戦 凪なぎさ VS 歩
そして
2月22日(土)19時~:V-A級第一戦 Roi将士 VS 漣カユク
A級の対局も22日からスタート予定です
次局
次局、Ⅴ-C級第一戦は2月9日20時~ 既に行われました
観戦記はしばしお待ちください