特に本記事に関するおことわり
ちょっとポエミィにすぎたのです、古戦場のせいに違いない
前局
第三局指し手、実況解説
すず白ラパニス
はいらいと
実況:真澤千星V名人
解説:紫陽花さくら
見所さん
本局でⅤ-C級は全員出揃う
前二局で熱戦、接戦が繰り広げられているV-C級は今夜はどのような展開を見せてくれるのだろうか?
はいらいとの棋風や棋力はベールに包まれている(動画等が無かった)
対するラパニスは前局中継を見られているので、何か変化をつけてくるかもしれない
前回は未良々桂(みららのみた世界 - YouTube)の将棋を取り込んできたが、ここまでの放送を見ているので他の人の戦法を使う可能性もあるだろう
面白い将棋が期待できそうだ
アーカイブ
中継配信
すず白視点
観戦記
各位略称
すず白ラパニス:ラ はいらいと:は 真澤千星:千、V名人 紫陽花さくら:あ
対局後感想
真澤V名人と紫陽花による二人へのレクチャーと、指し手意図の確認に重点がおかれた
かなり大事なことも話されているので是非ご確認いただきたい
最後の局面
は「27馬といって飛車打っていこうかなと思ってたんですが、(ラパニスさんに)読まれてたのは悔しいですね」
千「まだ飛車降ろしても後手陣居玉なんで、左右どちらにも逃げられるんですよ、広い」
あ「意外と大変なんですよねぇ」
端攻めの話
あ「桂馬は頭が丸いから」
45銀から先手が一方的に歩を取られた局面
千「誰しも通る道だから」
ラ「死にゲーですね!」
あ「そうそう、やられて覚えていくやつだから」
秒読み、時間
は「あれ、(ラパニスさん)時間大丈夫なのかなって思ったんですけど」
千「即指しっていう時間攻めする人もいるんで、そういう時間の使い方もあるんで」
千「時間切れが一番勿体無いんで、やらないとわかんないですけどね」
52飛
千「これ、ガチで素晴らしいと思ったんですけど」
ラ「私からするとやな手でしたね!」
45銀55飛54銀の後の変化を見て
ラ「なんかこれだったら飛車切った方がよかったような気がしてきましたね」
記者所感
はいらいとの受けが光る一局であった
45銀出、52飛回り、52金右と随所で光る手を指しラパニスの攻めをきちんと受けきった
ラパニスは時間を使いすぎた感があるが、若干枚数を無視した攻めをしてしまい中盤で考えざるを得なかったということに端を発する
何らかの技がかからない場合、枚数は重要だ
だが攻め姿勢を見せ続けたことで、中盤非常に面白い展開に持っていけたのではないだろうか
もう少し二人の対局を見てみたかったが、そこは時間も重要ということで致し方ない
(はいらいとの攻めターンを見てみたかった)
余談
次のような事を考えながら本記事を書いていた
定跡は先人のたゆまぬ研鑽によって磨かれ築かれた賜物である
これを勿論そのまま使うわけではなく、個人個人が自分にあったものをあったように使う、そしてまた新しく改良されていく
それを覚えてまた使う
しかし、そんなことに囚われていない方が実は自由に将棋が指せるのではないだろうか
深く知ってから枠を超える方がよいのはそうだが、それは並大抵の努力ではできない
知っているけど囚われすぎないというほどの良さを見出すのも、それもまた悩ましさであり面白さでもあろう
一本筋決めが悪いわけではないし、結局一本決めたところで相手の対応によって無限に枝分かれしてるのだから同じことしかしてない人などいないはず
数多の定跡の海を渡っていくのは楽しいが、たまには羽目を外してしかも勝ちたいときだってある
羽目をはずして勝てれば苦労はしないんですよねぇ
とはいえ序盤に時間を使いすぎたくない将棋ではやはり定跡はとても重要なわけで……
今日も三切れで棒銀や嬉野を受け止めて優勢にした後時間切れで負ける私はやっぱり形を覚えてしまう方がいいなと思うのでした
まる
時間切れ負けは悔しいですからね
81で憂さを晴らそう
一手30秒とか6手限界まで読んだら3分使えてしまうぞパラダイスかここは
練習対局受け付けてます、腕試しから本番前調整まで
対局予定(終了済含む)
2月24日(月)20時~:V-B級第三局 鮫島フウロ VS 未良々桂
2月25日(火)20時~:V-A級第二局 帝塚怜人 VS 七ツ星北賽
こちらは終了しております
3月1日(日)にV-C級第三局が予定されております、時刻等はまだ未定とのこと
各種リンク
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謝
もっとたくさん二人の手の良いところを挙げたりできればよいのだが、どうにも私に棋力的余裕がそこまでないのが災いしているようだ
この場を借りて先手で謝りたい
千星さんと紫陽花さんの優しさ溢れる実況コメントで挽回できていると思うが、端々に何か漏れているのが読んでて自分で「やーねー」となるところ
そういうこともこういうことも書かない方が良いのではないかと思いつつも書く性分、何かにつけて
ローランさん(鷺宮ローランV将棋星人vtuber - YouTube)も前に仰っていたがどんな局にも学びや気付きは存在する
例え突然死めいた終わり方の一局にもそこに至る経緯が必ずある
指し手の意図・流れを捉えるのはとても大事だし、何よりそれが楽しいから将棋やってる訳である
考えすぎると勝利がついてこないこともあるが、楽しみとはそれだけに限るまい
プロはそうもいかないだろうが
とはいえ勝ちたい
他人のなんか不味い手には口出しして指摘したい
我儘なのですのよ