表の方を先にお読みください
準備編
いやまあ古戦場やってたんでどうしても準備の時間は短くなりますわよ
それは織り込み済みで対局日程を調整させていただき、古戦場スタート前に棋譜を確認しておりました
棋譜チェックから見る傾向
居飛車党
角換わりや矢倉、ともすれば直近ウォーズで雁木も指されていたのでなんでも指せるのではと思います
矢倉の場合は急戦矢倉にはあまりしないみたい(これは勘違いかもしれない)
棒銀、右四間なども使われており、何に対しても解答を一通りそろえてる印象があります
そうでなけりゃクエスト10切れでレート1900に到達するはずもないということですな~
後、もう一つだけ特徴を見るとすれば……
クエスト10切れの勝利棋譜をちょこちょこ確認した結果、意外と中盤で悪くしてから終盤でズバッとまくって逆転勝利パターンが結構見受けられました
対抗形においてそれが顕著に表れていたように見えています
ここから考えられるのは、悪くなっても簡単にあきらめてくれず、とどめを刺さないとマクリを突き付けてくるタイプということです
……
ここから読み取れるのは、中盤に意外と悪くすることが多いタイプということです
これが今回の突き所になるはずだ、と考えて作戦選びに反映させました
tyさんのツイート
需要あるかわからんけど45桂やると一番やられる変化の研究。ほかの手順も需要あればやる。最後の図はこちら優勢 pic.twitter.com/GqLPK4f4KE
— ty 45に桂馬を跳ねるのが好きな人 (@ty51992575) 2021年7月25日
古戦場中でしたが、こんなツイートがありました
その時はへーって思ってました
で、その後何回かツイートされて説明していただきました
そこで、気づいたのです
そういえば……以前やきそばさんと和さんがミニリーグで角換わりでやりあってたなと
で、なんでそんなことをという話になりますが
大体において
普段のクエストの将棋と、そこそこ真剣に指す将棋(オンラインミニ大会みたいなの)と、かなり真剣に指す将棋(指す将とかオンライン大会)と、リアル大会
これらで将棋の質が変わるということです
変わらない人もいますが、やっぱり変わると思います
我々レベルだったら結構変わってるはずです
なので、なるべく近いレベルの対局を参考にすべきなんですよ
練習対局の棋譜を何度見ても本番の対局にあんまり反映されてない可能性がありますので(癖とかはまあ……あるかもしれないけど)
勿論その対局は4五桂速攻などは使われておりません、やきそばさん角換わりも強いな……
でも、角換わりの序中盤にどういう傾向でどういう手順でどう指すのかという情報が重要なのです
どんどんうどんさん戦の時の復習案件ですね
今回は、ある指し手がキーポイントになっており
その手を指すという情報があればこそ、私は4五桂速攻を基本軸として作戦を組み立てるという手に出たわけです
勿論角交換拒否の可能性を視野に入れねばなりません
そのため、以下のような感じで作戦は立てられました
7月29日メモより抜粋~基本作戦
基本角換わり
ただし向こう先手番において、矢倉調の出だしや角道閉じて雁木にしてくる可能性は一考の余地あり
基本:角換わりからの45桂超急戦
プランB:即矢倉表明をされたら急戦矢倉中飛車
プランC:角道止めて雁木模様に来たら相雁木の腰掛銀タイプで斜め棒銀を弾き返して角を出て桂跳ねてじっくり陣形を押し上げていく
相手の指す手を制限し陣形を縮こまらせて押し込む
基本線を踏めたら、こちらが戦形を押し付けられるというのがメリットです
補足)
ところで
このプランBについては、和さんがクエストで七段の方にやられて負けている棋譜を参考に
プランCについては、ウォーズで和さんが押し込まれて中盤死にそうになったのに突然よくなった棋譜から借用してます
また、プランCについては確かたそがれジャムさんかどなたかの対局の相雁木も参考にしたいなと思っていましたよ(上手くはできないでしょうが)
急戦矢倉中飛車は刺さるときは刺さるんだなー
お勉強タイム
二日で仕上げなくてはなりませんでしたが、自力+ネット上の記事をもっていくつかの変化を書き出してみました
この速攻では各種条件が重要で、その条件を満たして初めて成立する手順があります
更には、成立していないけどあまり大きくは突き放されないので、どこかで間違えたら一瞬でこちらが取り戻せるというパターンも
なーんかアレに似てるんだよなぁ……
同じ4五の名前を持つ、あれ
横歩取り4五角戦法に……似てません?
まああっちはあまりに猛威を奮って退治されてしまいましたが、今でも正確に応手を指しきれるかは自信がない(とはいってもこっちも使えるのでどっこい)
それに向こうは発生状況が確実に一緒なので条件変化はないんですよ
その分覚えやすいけど分岐が少なかったりしますし(そもそも回避できる術がある)
その点こちらは、発生条件の時点でめちゃくちゃ状況が変わってくるのが厄介でした
纏めた情報はそのうち読みやすくして載せたいと思いますが、ちょっとまだ使う予定があるかもしれないので今回は載せないことにします
めちゃくちゃ楽しいですよ
そもそもtyさんに教えを請うか、tyさんの棋譜をあさればよかったというのに今たどり着いた
いやだってまだtyさんとはリプを飛ばすほどの仲にはなっておらぬ……
自戦記
感想
和さんは、いい勝負ができるはずと私が踏んでいた四人のうちのお一方でした
後二人は誰でしょうね
誰……?
クエストレートが1900でも24のレートが1000くらいということは勝負可能ということです、内容が違ってくるので
それに、やっぱり新規参加者である点が難しさを呼びますし
最後に、安定飛行◎かどうかという点ですかね(この判断基準については個人的な見解です)
何とか欠けることなく二人目まで勝ちをもぎ取ることができました
最初横歩取り誘導されたときは、やっべーわってなりました
泣きそうになるのをこらえて、30秒弱で軌道修正できたのは良かったのではないでしょうか?
何か途中ものすごく先手に振れてます
振れていますが……私が指していた時の感覚とかなり近いので、問題ないです
9七角を引きだしたので問題ないです
問題があるのは58手目だよ
まあその問題も解決はしたので次は頑張ります
正直終盤まで混沌としておりました、うっかり和さんは頓死してしまったのですがそこまでに神経を使わせたからこそではないかとは勝手に思っています
もし間違っていなければ泥沼の戦いに陥っていたでしょう、ていうか終盤力に押されて入玉されて負けてそう
比較的短手数でグチャグチャな将棋をまとめる方が私としては勝ちやすいようです、現状
でもそれでは上位者には勝てない
精進せねばなりませんな……
次回
ボロネーゼさんは強い
読みの回転力が早いので、こちらとしてはそういう勝負になる前に決着をつけたいなと考えています
持久戦になると厳しい
作戦についてはまだです
ということを書いておいて、ボロネーゼさんがどう考えるのかとても楽しみです
読んでないとか言わないで