ほのえりは世界を救う

答えは得た――高坂絵里

モコナのオリックス日報2021 〜 オリックス歴史発見 その② ~

前回の記事

 

honoeri-chuchu.hatenablog.jp

 

この前は、オリックス

オリエントリースからオリックスにいたるまでの会社の歴史を勉強しました

 

今回は、いいかげん野球チームの話に入りましょう

 

 

そもそも

皆さんもご存知のとおり、というか前回の記事

honoeri-chuchu.hatenablog.jp

にもありますとおり、オリックスが球団を買収することで現在のチーム名となったわけですので

元の球団があります

 

それが

 

阪急ブレーブス

 

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こいつはマスコットのブレービー

今日は阪急ブレーブスの歴史を、長いから三分の一くらい進めてみましょう

大体Wikipediaに載ってるよ

 

阪急電鉄

かの巨星、現在の鉄道会社の経営モデルを作り上げた小林一三

関西三都を結ぶ鉄道を作ると共に、その鉄道事業に付随して娯楽施設・住宅地開発・教育機関の設置・巨大営業施設を展開していくというプラン

A列車で行こう、を実際に日本で最初にやった人間と考えましょう

まあ阪急電車に縁のある関西の人間なら今でも皆知っている存在であります

 

さて、時は1936年

当時、先にライバル会社の阪神電鉄大阪タイガースを作っておりました

……

今の阪神タイガースですね

(1935年に読売新聞社大日本東京野球倶楽部を先に作ってます)

 

職業野球の時代が来る(アメリカの人気に倣って)と考えていた小林は、阪神に負けてたまるかと球団設立を命じます

ここに出来たのが

大阪阪急野球協会

ちょっとぎょうぎょうしい名前ですなこれは

 

戦前のリーグでは、巨人(読売)とタイガースに苦しめられて上位にはいけなかったみたいです

慶應大学から結構な金叩いて選手を連れてきたのにね?

まるで今のオリックスバファローズみたいな球団だな、一体どこの球団の先祖なんだ!?

 

このときに本拠地となる西宮球場も完成します

あれも歴史が長かったのです、当時としては圧倒的に立派なスタジアムでございました

 

……今はもう無いけど

 

阪急ブレーブス誕生

言い忘れておりましたが、戦前のリーグは一リーグだったので巨人や阪神名古屋金鯱軍(後のドラゴンズのルーツ)と一緒に戦っていたわけですね

 

さて、第二次世界大戦が終わりまして

阪急は資金力はありましたので、ちゃんとした道具をそろえて戦うことができました

他の球団はありあわせの道具でやってましたから、当時はエラー祭でした

グラウンドもぼっこぼこですし(西宮球場は接収されなかったしきちんと整備されていた)

 

でもぱっとしない

 

他人事のように全く思えませんね、なぜでしょうか??

 

1946年に、大リーグにならってチームに愛称をつけることが義務化されました

大阪阪急野球協会、はちょっと呼び辛い

呼びづらすぎるにもほどがある、協会を応援してどうすんだ

 

そこで、阪急も愛称をつけることとなり……

 

 

阪急ベアーズ

 

 

??

 

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ブレーブスじゃないんですの!?

はい、実は最初は違いました

なんでベアーだったんでしょうね?

熊強いからかな……

阪急の根城の一つである箕面の山には熊がいますからこれかもしれない(猪名川の奥とか……?)

芦屋の山に熊はいますまい

 

しかし!

 

オープン戦での成績が悪く、「ベアー」という単語も投資の世界で縁起の悪い言葉であることから、開幕前の4月18日までに阪急ブレーブスに再改称した(Wikipediaよりコピペ)

 

 

酷い、酷すぎる……

 

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死産だよ……

 

パシフィックリーグ

 

さて、職業野球

今で言うところのプロ野球は、実は戦前は非常に低く見られていました

 

理由は二つ

1.学生野球が野球の華だったから

2.子供の遊びを大人がやって稼ぐなんて……と思われていたから

 

まあ、そういう時代ですよそういう時代

でも戦後になって状況が変わります

GHQ君が野球はまあさっさと解放したろとなったために、一瞬娯楽が野球だけという状況が発生したのです

 

これによって、プロ野球大学野球と肩を並べるくらいに人気になりました

ん?

実はこれでもまだ大学野球の方が人気が強かったりしたんですよね、うん

 

さて、人気になると金になります

金になるってことは……色んな会社がプロ野球球団を持ちたがります

そこで持ち上がったのが……

 

ja.wikipedia.org

 

ややこしいのでWikipediaに丸投げしますが、2リーグ制への移行の話です

 

正力のおっさんの画策が上手く行かなかったこと

読売新聞と毎日新聞の対立

巨人と南海の反目

相次ぐ加盟申請(毎日、近鉄西鉄、大洋etc)

阪神の裏切りに見える裏切り

当時の関西における毎日新聞社の存在と関西私鉄の関係と事情(当時鉄道会社は事故が起きたら新聞に書きたてられてきつかった+労組闘争を煽られるのが怖かった、ダイヤが保てないと他社に客を奪われる)

 

なんやかんやありまして

 

阪急ブレーブスは、(毎日側として)パシフィックリーグに所属することになったのです!

 

 

余波

さて、もめに揉めたリーグ分裂の余波がありました

読売は別リーグから容赦なくスター選手を引っこ抜いたのです(自球団の巨人だけでなく、自リーグであるセリーグのチームへの分配も兼ねて引き抜いた)

別リーグだからね、しょうがないね

 

これによって、選手層が貧弱になってしまった阪急は……

 

 

次回の「オリックス歴史発見 その③」へ続く!!

 

 

明日

明日から楽天三連戦!

山岡 VS 湧井

何とか勝ち越して、首位を追撃しましょう~!