グラブルが落ち着いてると平和だなぁ……(5/17当時の記述、この後古戦場が始まり平和は打ち砕かれた)
マギレコも復刻水着イベントでのんびりだし、スタリラは月間売上予想が風前の灯だし……
とはいえ、コンテンツ戦略及びブシロの全体戦略から考えるに即畳まれることはまぁないので他人事のごとく皆見ている
こんな時こそ、思索と創作に耽る時なのだ(と思っていた5/17頃、この後古戦場が始まり、古戦場が終わり、一週間が経った)
では活動第三回、何時になったらテンポよく進むんだろう??
前二回も合わせてどうぞ
1+1から始めるために
公文式をやったことがある人なら体感で分かるやつだ
成功体験や成果というものを積まないと、子供はすぐに興味を示さなくなる
文章において私は三歳児レベルでしかないので、すぐに他のことに興味を移してしまう
「ゲームにおいて低レベル帯のランクアップに必要な経験値がなぜ少ないのか」
ということを考えてみればよい
勿論初期の強さに合わせた経験値テーブルであるのはその通りだが、レベルが上がって強くなったという体験を最初に矢継ぎ早に与えないと、多くの人はそのゲームで強くなろうと思わなくなるからだ
特にこのコンテンツ供給溢れる今の時代において……だ
↑ここまでは前回のお話
↓ここからは今回のお話
大雑把に見てみる
1つのストーリーは、いくつかの部分によって構成される
所謂、起承転結や序破急、三幕などがそれに当たる
各部は、いくつかの章や段落によって構成される
章や段落は、いくつかのシーン(場面、会話、独白、心情、状況描写等)によって構成されるだろう
シーンまで分解すると、大分具体的なところまで降りてきたような気がする
私も一つのシーンが、最小単位(WBSで言うところのワークパッケージ)だと思っていた
思っていたんだが……
シーンの定義がそもそも曖昧だ
自分の中で、それらが等しい大きさになっているだろうか?
例えば
・二人の朝の軽い会話シーン
・世界設定を説明するシーン
・何か重めの回想シーン
これらが同じ労力で書き終えられるとは到底思えない
いや、そもそも等量に分けれるものではないという意見もある
(得手不得手だってあるだろうがそれは置いておく)
(出だしなのか、中盤なのか、終盤なのかでもシーンの重みは違ってくるが、それはまた別の回で考えたい)
シーンでは曖昧で詰まりやすい
もっと細分化したい
細分化しすぎるとシーン全体の印象の統一感に関する弊害もあるが、まずは細分化することだけを考えよう
1+1がどこのラインなのかを見定めねばならない
【細分化するというのは、具体化するということである】
シーンをもっと細分化して要素に崩していこう
表現だとか言い回しだとかは必要ない
箇条書きで書きたいと思っていることを列挙する
順序は知らない
例えば……寝起きのシーンを書くとするなら
・部屋の様子(温度とかも
・時間に関するあれそれ(朝日だとか
・寝相
・なんか寝言とか
・見ていた夢とか
ここらへんについて、こう書くかぁと言うのを適当に「ほんと適当に」書き出す
適当であることが重要だ
実際に書くときは別に変えてもよいのだから……
これらの要素を文として繋げていきたい
それは、先人の知恵を拝借してやっていくことになる
具体的には次回
この作業は勿論最初の最初だけでよいはずだ
慣れてくればこういった部分はすっ飛ばして、書き始めることができるに違いない
できるに……違いない、できてますか?
できてないんだな!
何でかって、レベルアップに必要な経験値が積まれてないからだ
読書だけではやっぱり足りなくて(読書は表現の幅を広げるけれど元々0のものを1にするわけではないからだ)、たくさん書くことが必要だ
実践編その2 ~ プロットを組む
組んでみる
既にコブラ一話という皆知ってる(誰でも知っているわけではない)ものをベースにするんだから楽勝やで
本当にそうだろうか?
そもそも誰もが知ってることを前提にするなら、すでに【穂乃果がコブラでレディが絵里でなんやかんや】といった時点でもう当初の目的は終了している
これがパロディ屋(文字)のきっついとこで、書きたいパロシーンがあるからそこまでを苦労しながら辛さに耐えて書くってときはいいんだけど、設定で落ちてる時は設定だけ話してハイ終わりーしたくなるんだな
が、そうは言ってもそれで終わらしたくはない
何より設定だけ話すんなら誰でも出来るっていうか人との差をつけられない
「設定だけ置いときますねー」、ってのが文章に置いて作品だと捉えられないからである
漫画とかイラストだとそうはならんのに
何で、文章は設定だけ置いといても作品と捉えてもらえんのや!
(めっちゃ詳しい設定は設定だけで作品足り得る、そのラインは知らないし、そこに到達する方法を知らない)
世界の不条理を感じつつ、それでは始まらないので肉付けをする
コーナーで差をつけたい
そもそも設定も何も、コブラ一話をほのえりでやるってだけしか決めてないじゃないか……?
まず、コブラ一話をざっくりと読み返す
読み返す
ラグボール編は面白いなぁ、ん……あれ?もう6巻だ……
今回流れを作るにあたって一つ先に決めといたのは、「死人を出さない」ということである
コブラと言えば誰彼ともなくすぐ死ぬ(コブラは死なない)んだが、ラブライブにそいつは似合わねぇ
いや、ギャグ的ノリで退場させるのもいいし、ハードボイルド的に死なせるのも悪くはないのだが
というより穂乃果にサイコガンつけるのが何か面白いけど、右手無いのかわいそうやんと思ったのでもう少し平和的にやりたくなったのだ
こういうこだわりを考え始めると勝手に差異はついてくる
(これは考えてる瞬間の気分によるので、もし明日考えたら穂乃果にサイコガンをつけてクリスタルボーイな園田が現れて、矢澤さんちの双子やひふみトリオの背中に刺青の地図が現れるかもしれんけど)
やはり穂乃果はスクールアイドルである
いや、今回は宇宙だからスペースアイドルだな……?
スペースパイレーツならぬスペースアイドルだ
うん、悪くないな
ということはアイドルとして名を売った穂乃果(μ's)だが活動に疲れたのと、誰かの追跡を交わすために顔を変えて記憶を消して辺境惑星にいることにしよか
誰?
ツバサでええんちゃう(テキトー)
ここら辺を頭に思い浮かべる
そしてまたコブラの一話を読む
「コミケには笑って参加しような!!」
あんまりこの編は好きではなかったりする、最後の最後は素敵なんだけどね
という訳で仮案としてできたのが次のものになる
プロット(仮)
3:ユキホ=コーサカの日常~アリサと一緒
ここは宇宙の片隅、辺境銀河の端っこの惑星、しがない商社の受付嬢をしているユキホはアリサとの同棲生活に満足しながらも、どこか刺激の足りない日々にちょっと退屈もしていた
ある休日、アリサは仕事で出かけるため一人で過ごす羽目となり、気分転換でもとアリサから以前勧められていたトリップムービーを見に行くことにした
2:それは夢か幻か
トリップムービーの店で店員から色々と勧められるがままにスペースアイドルの夢を見ることとなったユキホ
マシンに乗せられて見た夢の中で、彼女は伝説のアイドルHONOKAとなっていた
寂れかけた衛星オトノキを盛り上げるためアイドルグループμ'sを結成、大銀河アイドルランキングを駆け上がっていく
数々の困難、解散の危機、頼もしい仲間達、ライバルのA-RISEとの死闘……
そしてついには全銀河のアイドルを統一して宇宙規模のイベントを巻き起こしたのだった
1:WHO AM I?
トリップムービーを見終わり、店員に夢の内容を話して店を出るユキホ
しかしその内容は店員が設定したものとは全く違うものであった
店からの帰路、まだ夢現のユキホは鼻唄交じりで歩いていたところ前方不注意で女性とぶつかってしまう
その女性は先ほどの夢の中で出てきたミカにそっくりであった
思わず彼女の名を口にしたユキホに対して、彼女もまたユキホの事を知っているようで何故ここにいるのか凄い勢いで問い詰められる
突然の事でどうすればよいか分からなくなったユキホの口から、歌がこぼれ出る
LIVE!
自分の声ではない歌声
しかし確かに聞いたことのある声、ミカがその場で泣き出したのを尻目に走って家に帰ったユキホは、アリサに疑問をぶつけようとした瞬間、自分がこの2年間の記憶しか持っていないことに思い当たる
そしてテレビのニュース番組からホノカの名前と捜索開始の報が流れ出し、ついに彼女は
ホノカは完全に思い出したのだ!
ふむ……まあまあやね
そこまでどきどきするものではないがつまらないわけではない
それなりにラブライブっぽさを醸し出せるかはここからの作業にかかっているといえよう
ここからが大変なのだ
私(たち)には大変なのだ
ここまでできてるのに? と思うかたはその幸せを噛み締めるべきなのだ
これを文に落とし込むことは実に途方もない事業であるのだ!
先にプロット組んじゃうから苦労するのだ!!
分かってるならやらなきゃいいのに……
また次回に続く