言い訳は地獄で聞く
もう随分昔の対局になりますなぁ
あれは……先月のことじゃった
もう1ヶ月も前の棋譜を皆さんにお伝えするのは若干恥ずかしい(心苦しい)のですが、それでも記録を残したいので残そうと思います
いや、難しいんですよぉ……上級者の対局を書くのは
前回
対局者、実況中継
七ツ星北賽
Roi将士
実況:V名人
解説:未良々桂
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【第1期 #V名人戦】V-A級3回戦 七ツ星北賽 VS Roi将士【中継配信】
観戦記
KENTOしたい
感想戦をすっ飛ばして検討することにしたい
◎本当に攻めが決まっているのだろうか?
これが決まっているのならそもそもこの形がおかしいということになる
何かがおかしい
これね、出来上がってない矢倉VS急戦右四間左美濃でも出てくるやつだわ
その後右上の手順で進めて54銀と出たのが下図
銀成してきたら55角と飛び出せるということで、KENTOは54歩を指しているらしい
どこかで角銀交換になっても相手陣を乱してしまえば、本譜よりは先手が面白いはずだ
◎穴熊をどう攻めようか
いやほんと困りますよね穴熊
優勢なのは間違いないのにどう攻めればいいものか、迷ったら三手差を平気で詰められてしまう
こんな優勢のような局面での攻めをたずねてみた
本譜は24香と打って頭の銀を外しにかかったが、KENTOちゃんはそいつは相手にしないで横から殴り倒せというご希望らしい
確かに26銀を放置プレイする方が分かりやすいというのは確かだ
でも下記の図になって27銀が見えるからさぁ
27銀が見える……んん??
49銀を推奨するKENTO
何で?
え、じゃあ27銀は??
そんな馬鹿な
冷静に考えてみると
香銀交換で貰った銀を打ち捨てて、角と金2枚を交換したということに成る
トータルの駒数では角香と金金の交換だ
これで一気に持っていけるならともかく
弾かれて後手を引くというのが問題であった
なるほどなぁ……でも何かこれでいけてそうな気がするじゃないか、実際穴熊は剥がせてるんだし
ところがどっこい、なのだから穴熊戦はワカランのであるよ
取ったところで先手が微有利、これでもまだ微有利なんかい
◎流石に無視はまずかった
とはいえ感覚的にとりたくないのは当然だ
だって上部がふさがってしまうもの
でも取ったほうが良かったらしいんだからやっぱり分からない……
◎受けとは難しいものなり……
誰も放送内で指摘の無かった角で金取りは本当なのか問題
あ、画像が無くなった
あの、39金を角で取った手に対してKENTOちゃんがちょっとお怒りだったので
どうも取らないほうが良かったらしいよ
うーん、そうなの?
そして次のシーンがとんでもないナイアガラ
どうしてナイアガラなのかが全く分からない、どうして?
いや、見てみれば分かる話で右側に逃げる術を先手玉は失っており香車3枚で上から潰せるっていう話なんです
22玉は飛車の横利きから逃げるための八手の得、しかし秒読みでそんなもの見えるわけないし見えるなら凄すぎるという話なのでこの話はここで終わりだロック
◎最早受けなんて分からない、私は雰囲気で実況コメントを打っている
そして銀打ちで戻ってしまった評価値が次の36歩で再び先手奈落の底へ
どうして……どうして……?
折角だからちょっと続きを見てみよう、29金同金とすると……
あっ
じゃあ取らないなら
ワケガワカラナイヨ
しかしこんな筋を秒読み中に発見しろというのも無理な話でしてね
◎最後の詰め将棋の件、その壱
要は52銀を打ち込めばどう足掻こうが53銀成が王手で入るので大丈夫という話だったのである
だからどっちから入っても一緒
問題のシーン
ギャーッ!!
手順前後ー!
◎最後の詰め将棋の件、その弐
最後の分かれ
一分で読むのは難しいでござるよ……
むしろここで22銀をきっちり打った北賽さんが凄いのだ
終わりに
次の局(帝塚怜人 VS カユク)もやばいんですが、なんとかしますわ……