外から見てたら面白い話
推測されること
・和田プロテクト外
・甲斐野プロテクト内
これが両立しないなら、そもそも和田を諦めたときに甲斐野に行く必要がない
というより西武側にメリットがなさすぎる
ホークスが頭を下げた以上はそういうことになる
甲斐野はプロテクトの当落線上なのは事実なのだが
大津とどっこいで年齢的に大津が優先でプロテクトされるとしても
石川甲斐野大野中村晃正木がボーダーで、和田がプロテクト外だとここから3人守れる感じなのだ
そうなると恐らく甲斐野はプロテクトされて【いた】
・前提として、FAの人的補償要求で相手選手を任意引退に追い込むのは誰にとっても本意ではないというのがある
これは当たり前なのだが再確認すべきことだ
いくらライバル球団とはいえ、選手一人を引退に追い込むのはあまりにイメージ悪すぎるわけで
そんな得にならないことをする前に打診したら本人に確認するプロセスが入るわけだ
それなりの大物の場合に限る
日髙は青天の霹靂だったと思う……
岩瀬の話もガセではなく憲伸の暴露もあったとおり、ある程度お互いに遺恨が残らないように調整が入るということである
リーグが違うならトレードもあるわけだし尚更で、いたずらに人気ベテラン選手(もう往年の力はない)に特攻して波風を建てる必要はない
・西武が本気でブチ切れていたこと
ここに至るまでに西武側は本当にホークスに対してキレていたというのを忘れてはならない
浅村のアホみたいな口滑りが全国に放送されたことが発端とはいえ、山川が二年前くらいから既に取り込まれてるのは確定であり
それが交渉の余地を無くしてしまったために山川との間で軋轢が生まれ
山川が事件を球団に報告せず(足元を見られかねないから)、WBC後に収拾つけられない形で発覚してしまうという球団にとっての地獄が発生
スポンサー手前謹慎で使えないけどFAは成立してしまい、それでもホークスは取るという……
西武からすれば、ホークスもこの事態を招いた一因とみなして当然である
そのホークスが、和田は頼む許してと言ってきてハイそうですかとただ許すだけで済ませるというのだろうか
そもそも西武側はホークスのリスト提出が遅い遅いとメディアを通じてせっついていた
実際山川とホークスが決断の日を際まで遅らせたせいなのでそらそうなんだけど、とはいえルール上の範囲でやってるわけでそこまで悪いわけではない(移る選手はしんどいけど)
これはもうホークスに対する怒りの表明に他ならなかったのである、本来なら編成にめちゃ迷惑かけてるし……山川は確定移籍の上に使えないから関係ないけど
ニッカンと西日本は裏取引の表化に使われた
ニッカンの反応を見るに、西武との共謀というわけではなさそうなので
西武側がリークを利用して一連の裏交渉経緯をほぼ白日に晒した、というのが納得できる答えと思われる
ついでにこの後、シーズン始まってから不可解なトレードが入りそうな気配もある
そうしないとただ甲斐野が選ばれただけで何もわからない
西武としては、ホークスの厚顔無恥を世間に知らしめるとともにプロテクト突破して甲斐野を選択できたのだからこれで少しは溜飲が下がると言うものである
ホークスは和田を守った以上何も言えない、言えば流石に無恥というわけに行かなくなるので
プロテクトはやはり都合上取られたくない功労者にも枠を割いたほうがいいということ
学びですよ学び
西武はなぜ引いた
行き過ぎてはいけない
常に対戦するチームに深い遺恨を残すべきではない
悪いのは向こう、というイメージを世間に植え付けるくらいで止めておくべきなのだ
そんなもんである